shishouの独り呟き

アラフィフ、独身、派遣社員。薄給なのに趣味は金のかかるものばかり。そんな女の日常です。

舞台「プラトーノフ」

昨日は富山へ行って来ました。

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今年初舞台になります。
今回の会場は初めての場所で、しかも行く途中で道に迷い、どうなるかと思ってたけど、駐車場や会場自体は分かりやすかったです。
規模は中くらいで、割と綺麗な感じでした。富山はいいホールが多いなぁ。オーバードもあるしね。

この作品は、チェーホフの作品を元に作られたようですが、やっぱりこの系統は苦手だ💧
ちなみにシェイクスピア作品も苦手なのです。
なので、藤原竜也くん始め役者さんの姿や動きばかり注目してました。

内容は、簡単に言えば藤原くん演じる主人公が、4人の女を翻弄すると言うもの。この4人がそれぞれいい味出してました。

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これがこの舞台の相関図になるのですが、未亡人役の高岡早紀さん、元恋人役の比嘉愛未さん、妻役の前田亜季さん、大学生役の中別府葵さん、それぞれ役に合っていました。

中別府さん以外の方は、舞台や映画などでよく拝見していて、最近「魔界転生」で高岡さん、「オセロー」で前田さんの舞台をDVDで拝見したばかり。
高岡早紀さんは、綺麗だし、立ち姿が美しかった。あと、他の女優さんに比べると貫禄というか余裕を感じられました。
強気だけど、時折優しさを覗かせる所のあるアンナ役がピッタリでした。
比嘉愛未さんもとても綺麗な方。
今回は旦那とプラトーノフの間で揺れ動く役どころ。ちょっと狂気的な所もあり、残酷な所もある難しい役だったと思いますが、堂々と演じていたと思います。
この二人と対照的だったのが前田亜季さん。従順で可愛い役どころですが、旦那に裏切られてからの身の変わりようはとても哀れでした。子役の頃から知ってますが、素敵な女優さんになりましたね。
中別府葵さんは若さを感じる演技で、将来楽しみですね。

今回は何と言っても、藤原竜也くんでしょう。
「ムサシ」以来になりますが、今回は舞台人としてまさに持ち味が出ていたと思いました。
モテる役ですが、決して綺麗なだけではない、特に後半などは汚い格好で飲んだくれている情けない男なのですが、それでも目が離せない。
哀しい場面が多かったですが、時折笑いのあるシーンがあったりして、その度に色んな表情を見せる竜也くんにずっと釘付け。
あと、最初の登場シーンが通路からだったのですが、通路近くの席だったので、すぐ近くで見られてラッキーでした。
最期は哀しい結末でしたが、それも含めて、あぁこの人はやはり舞台人なんだとしみじみ。
舞台に出ると、生き生きしてるというか、表情が豊かで、全身で感情をぶつけて演技してる。
それだけで、見に来て良かったなとしみじみ思いました。

他に西岡徳馬さんや神保悟志さん、近藤公園さんなど。なかなか渋く実力のある方々が脇を固めていました。
頭が悪いので、登場人物を把握できない部分も多々ありましたが、役者さんはどなたも素晴らしい方ばかりだった気がします。

この手の舞台が北陸で開催されると、「よく来てくれた」と感謝したくなります。
なかなかクオリティの高い舞台が地元で見られないので。
今回の会館では、来月には松田龍平さん主演の舞台が、5月には奇跡の人が上演されるようです。

今年も色んな舞台を見るぞぉ😆
次は来月金沢で、七之助さんの舞台です。
最近七之助さんはもちろん、鶴松くんもちょくちょく出ていて楽しみ。あと、来月は歌舞伎座では勘太郎くんが出る模様です。勘九郎さんも七之助さんも出ない舞台で初めてなのでは。ちなみに寺嶋眞秀くん(寺嶋しのぶさんの息子さん)も出ます。

伯父の葬儀などがあり、ようやく今日アップ出来ました。やっと明日は休めそうだ。