三階さん
今日、ネットでこの言葉を見つけました。
私は初めて聞いたけど、そんな表現あったのですね。
何か差別用語っぽく聞こえるのは気のせいでしょうか??
現に記事も悪意を感じるし。
歌舞伎って何でここまで酷い扱いを受けなくてはならないんだろう、と怒りを感じると共に、海老蔵さんはブログにどんなコメントを残しているんだろうと気になってます。
世間一般の歌舞伎界=海老蔵一門みたいな扱いに、何か呆れてしまいます。
良くも悪くも目立つ方ではありますが、ちょっと酷いなと。
幸いというか、ご本人はあまり気にされてないようですし、更にブログで発散されているようですが。
話が逸れましたが、三階さんとは、いわゆるお弟子さんたちの事を指しているようです。
昨日中村屋の巡業公演を見てきたばかりで、お弟子さんたちは本当に良く中村屋兄弟を支えて下さってます。
そんな彼らの収入や扱いまでにはとても考えが及びませんが、それでもやはり実力の世界ですから、多少のことは仕方がないと思います。
最近、お弟子さんたちが相次いで辞めていってる、との事ですが、それは歌舞伎界だけではなく、他の伝統的なものでも一般の企業でもそう。なのに歌舞伎ばかりを海老蔵さんを例にとって悪い風に挙げるなんて…。そんなの、格好の餌食(皆の好みそうなネタ、とでも言いますか💧)ですよ。
ただ…育成に関しては確かに思うところがあります。
6代目の菊五郎さんと言う方は、そう言う分け隔てなく育成なされたようですし、先代猿翁さん(中車さんのお父様)、今で言うと玉三郎さんがそうです。
しかし、今の大御所たちでそこまで力を入れている役者さんがいないのが非常に残念です。
上のお三方の共通点は、いずれも役者として恵まれない境遇におられて、人一倍の努力で一流の役者になられたこと。
6代目菊五郎さんは母親が妾である、猿翁さんは一門がそんなに大きくなかった、玉三郎さんは養子と、それぞれの立場に危機感を感じられてきた経験故に、そう言う所に力を入れて来られたのだと思われます。
しかし、今はなかなかそこまで出来ないのか、部屋子さんも含めて育たない時代なのかもしれません。今の若い人たちが苦労に耐えられないと言うのもあるかもしれません。
更にどんなに才能があっても、決して主役にはなれず、下手すると一生端役で終わってしまう。そこもあるのでしょうね。
ただ、ちゃんと努力して名題を取得している人もいますし、主役とまでは行きませんが、大切な役どころを与えられている方々もおられます。今の中堅役者で言うと、右團次さんや愛之助さんは歌舞伎の家系ではありませんが、今ではご活躍されてますよね。
確率は低いかもしれませんが、大切な才能を温かい目で見守ってあげて欲しいと心から願っています。
中村屋の場合は、本当に皆さん頑張っておられます。恐らく他の一門もそうだと思います。こんな記事に踊らされずに、しっかり育成の道を作って、後世に伝えて欲しいですね。
ところで、このブログ、システムが変わるためしばらく更新できないかもしれません。
そして、ひょっとしたら新たにブログを始めるかもしれません。
ちょっとはっきりしたことが分からないのですが、落ち着くまでしばしお待ちくださいませ。